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風の音づれ Vol.22 開智小学校と(仮称)開智所沢小学校の違いは何か?

こんにちは、(仮称)開智所沢小学校準備室の野口です。

私は2014年に開智小学校に在籍をしながら、立ち上げから現在に至るまで開智望小学校に携わってきました。
2015年4月に開校した開智望小学校は、児童数が54名(1年生)+14名(2年生)でしたが2023年4月現在では850名以上の規模に成長しました。
上記の経験をふまえ、現在は(仮称)開智所沢小学校の立ち上げに携わっております。

日々、東京都内、埼玉県内を中心に幼児教室やプリインターナショナルスクールを訪問させていただきながら、(仮称)開智所沢小学校の教育について説明させていただいております。

その中で最も多く質問を受けるのが
「開智小学校と(仮称)開智所沢小学校の違いは何ですか?」というものです。

開智望小学校も含めて開智学園全体としては多少の言葉の違いはあれど「国際社会に貢献するリーダーの育成」という理念の部分は共通です。

さらに、探究学習、異学年学級、小1からの英語週5時間以上の授業、ICT教育の重視、フィールドワークや年間テーマを用いた長期間に渡る本物の経験をするプロジェクト学習などは、すべての学校で共通しております。

では、違う点は何かという部分です。

1.開智小学校は、伝統校です。今までの積み重ねがあります。(仮称)開智所沢小学校は未来志向です。社会の変化に対応すべくAIやプログラミングなどを積極的に取り入れていきます。もちろん、開智小学校も3~5年先には所沢で実践したことを同じように行うと思われますが、新規開校の勢いもあり、積極果敢に時代の最先端の教育を取り入れていくのが所沢の強みです。

2.開智小学校はフィールドワークや個人探究を中心に探究学習を行います。(仮称)開智所沢小学校には、「探究」という授業が週5時間以上あります。
「探究」という授業では、6つの教科の枠をこえたテーマに基づいて「哲学、文明、科学技術、芸術、環境問題」などの総合学習を国際バカロレアの学びを加味しながら行います。”国際社会に貢献する”という部分に関連した学びを早い段階から全員の児童が経験できるでしょう。もちろん開智小学校で行っているフィールドワークや個人探究は所沢でも同じように行います。

3.学びの成果は「自分の言葉で説明できること」「行動にあらわれること」をより重視するのが(仮称)開智所沢小学校です。
開智小学校は、仮説→検証→発表という探究サイクルを大切にします。もちろん基本となる探究サイクルを所沢でも意識します。
しかし、さらに学びを発展させて児童が自分で授業が行えるくらいに学習内容を理解することや学んでわかったことをもとに行動に移そうという部分を所沢では強化いたします。

以上3点を今回はご紹介しました。

5月後半には学校説明会、6月5日(月)には教育関係者向けの説明会も急ピッチで準備しております。

何か気になる点がありましたら、お問い合わせからもご連絡をいただけますと幸いです。

100年後の所沢を意識して、私たちは未来を生きる子どもたちに本当に必要な学びの環境とは何か、ということを日々探究しながら開校の準備を進めております。ぜひご期待ください。

野口 真五 (のぐち しんご)
IB Consultant/ Authorization process:Consultant
IB教員研修講師 / IB Workshop Leader
IB PYP Programme Leader
開智望小PYP所属、(仮称)開智所沢小学校準備室