よくあるご質問

学習やカリキュラムについて

【英語の授業・活動】

英語は開智小学校や開智望小学校のカリキュラムを土台として現在更新作業を行っています。中等教育学校と合わせて11年間で12年分の学習内容が終わるように設計しており、教科書の選定や海外研修のプログラム検討も同時に進めています。CEFR※のB2レベルに高校1年生で到達できることを目安としています。さらに小学5年生終了時にはCEFRのA2レベルに6割の児童が到達できるようにカリキュラムを作ります。PhonicsやWordリストに加えてICT機器や教材を使いながら児童が楽しく参加できるような内容になっています。編入試験を受けて途中から合流した方には1つ前の学年までの教科書を使用しながらご家庭と連携して約1学期間(3ヶ月)をかけてフォローする予定です。

※CEFR (Common European Framework of Reference for Languages: Learning, teaching, assessment):外国語の学習、教授、評価のためのヨーロッパ共通参照枠)についてCEFRは, 語学シラバスやカリキュラムの手引きの作成、学習指導教材の編集、外国語運用能力の評価のために、透明性が高く、分かりやすい、包括的な基盤を提供するものとして、20年以上にわたる研究を経て、2001年に欧州評議会が発表した。

文部科学省のHPより (2023/12/22閲覧)

英語探究クラスは、英語探究クラスで英語力を伸ばすことを目的とするのではなく就学前にプリインターナショナルスクールで学んできた子どもたちの英語力を維持するためのクラスです。英語3時間、Music1時間、Art1時間の計5時間に合わせて、探究に関連する5時間も英語で授業を行うクラスです。英語探究クラスとして学級を編成することもあれば、2クラスに英語探究の授業を受ける子どもたちを分割して編成する可能性もあります。英語探究クラスに入る場合にも入学試験や編入試験に英語という教科はありません。入学試験や編入試験にて合格をした後に、英語探究クラスのエントリーレベルテストを受けていただきます。テストはリスニングとリーディング、英語でのインタビューとなります。英語で授業を受けられるかどうか、を一つの条件としております。進級時に英語探究クラスから日本語で探究を行うクラスに移動することも可能です。英語力は、日本語で探究を行うクラスでも十分に伸びることが開智望小学校の実践で明らかになっており、開智望中等教育学校の英語習熟度クラスの最上位に日本語で探究を行うクラス出身の児童もおります。

週32時間程度のうち5時間が英語での授業となります。英語探究クラスの児童はさらに探究の授業を5時間、英語で受けます。必要な英語力のレベルは特にありませんが、小学1年生から2年生はCEFRのA1レベル、小学3年生から5年生はCEFRのA2レベルが授業の目安となります。

授業では、個人ワークやペアワーク、グループワークが多いため児童は日常的に教え合う文化が醸成されます。それに加えて、ライティングの添削や、休み時間にEnglish Level up timeを設けます。家庭学習では、Raz-kidsのような自学自習教材に取り組み、担当教員が進捗状況をモニタリングし、フィードバックします。英語力の水準としては、小学1年生から2年生はCEFRのA1レベル、小学3年生から5年生はCEFRのA2レベルが授業の目安となります。2024年4月以降に編入試験をお考えの方は授業体験を学校で行っていただきますので、その際に授業の様子をご確認ください。

Musicは英語の歌を歌う時間であり、Artは自分たちで作った作品を英語でプレゼンテーションする活動があります。さらに探究の時間でも英語にふれる機会はあります。他には英語が得意な児童が多いホーム(異学年学級)は劇の発表会で英語のセリフを言う劇を創りあげます。さらに、夏の個人探究発表会で英語によるプレゼンテーションを行う場合もあります。

小学1年生から5年生の英語の授業は、コミュニケーションが中心で、楽しく英語を使えることを中心に行います。小学6年生から高校1年生の英語の授業は文法の要素も入ってくるため座学で知識を習得する機会が増えます。しかし、中学校の英語の授業は一方的に文法の要素を聞き理解する場面だけではありません。プロジェクト型の学習を通して生徒が主体的になりながら、きちんと習得すべき学習内容を身につけられるように工夫をして授業を設計していきます。

希望者が抽選で参加できるオーストラリアの海外研修旅行を企画しております。詳細は、企画が決定次第HPでご案内いたします。

【探究活動について】

所沢の地域性を活かした学習は総合型の授業や社会の授業で行われます。所沢の環境教育や角川の施設を中心とした第3次産業、さらに川越の祭りを総合学習に取り入れます。社会では3年生は地域学習が中心になりますので、町探検や近隣のスーパーマーケットや地産地消を行っているショップを訪問する予定です。4、5年生になると浄水場やゴミ処理場、さらに地域の社会教育施設を使って授業を行います。週あたりの授業数は32時間が目安となりますので月~金は6時間目まで、土曜日は隔週の4時間授業となります。

探究型の授業では、グループワークやペアワークが中心となりますが最初のうちはなかなか上手に発言できないといった場合もあります。児童が意見を発信する際の選択肢を増やす工夫として、付箋を使ったり、iPadを使ったりします。発表が難しいという児童でも自分の意見をスライドやスプレッドシートに書き込んで意見を共有することができます。また、ホーム(異学年学級)で先輩方に学ぶことも多くあると思います。

探究の授業は、児童が中心となり考える、調べる、発表する時間が多くなります。公立小学校と比べると開智所沢小学校は週あたりの授業コマ数が32時間と多いです。児童主体の授業になりますので、子どもたちは楽しく学びます。開智望小学校で2022年度に行った授業アンケートでは、90%以上の子どもたちが「学校が楽しい」と回答しています。

【異学年活動について】

ホーム(異学年学級)は30名が定員です。小学1年生から5年生で合わせて30名ですので、初年度から2、3年間は、1年生が10名、2年生から5年生が5名ずつのような変則的な編成を行う予定です。

編入試験は、公立小学校や近隣の私立小学校、さらにインターナショナルスクールなどの児童が対象となります。開智学園総合部(開智小学校)からの転学の児童も他の子と同じように編入試験を受験していただく予定です。開智学園内の小学校から無試験で編入できるということはありません。

授業における指導やサポートなど

理科教育顧問の小林晋平先生(東京学芸大学 准教授)のご指導のもと、カリキュラムを見直し子ども主体の探究型の理科教育を行います。理科では実験を多く取り入れ、プロジェクト型の学びを重視することで仮説立案、検証作業を数多く取り入れます。算数では、ICT機器を活用しながら図形領域やデータの活用領域の学習を充実させます。また、答えが出て終わりではなく、答えに至るまでの過程を重視した授業展開を目指し、みんなで学び合うことを大切にします。

英語、算数に限ったことではありませんがどの教科も探究型、習得型、反復型の学びをバランスよく進めていきます。探究の前提として知識が重要となりますので、基本的な学習内容の習得も徹底します。英語では英単語の習得、算数では計算問題にも注力します。

子ども達は勉強道具としてiPadを使います。オンラインで課題を共有することができます。計算や英語のドリルはAIが出題してくれるので、個人に最適化された学びが可能です。
また、AIの進化についていけるプログラミング的思考力を育むために、レゴブロックや疑似言語を用いた活動も計画しています。

現在COVID-19は5類に引き下げられていますので、一緒に活動することができます。

同学年での教科の時間や遊びの時間、異学年のホームルーム、さらには道徳の教科を通して、子どもたち一人ひとりが「人のため」に成長できるような意識を醸成します。

教科、探究、フィールドワーク、道徳の授業などを通して学んでいく予定です。

一人で学ぶだけでなく行事、フィールドワーク、掃除、給食、特別活動などの他者との協働する活動を通して徐々に自分自身を客観的に見つめるメタ認知力を高めていきます。そのためには、自分の主張をするだけではなく、相手の意見や、考えなども聞けることが大切です。

小学1年生から5年生では、英語以外での習熟度別学習の予定はありません。

補習もしくは、一人ひとりに応じた課題プリントなどを渡してサポートをしていきます。
保護者面談でお子様の様子をお聞きすることもあります。

探究の取り組みは、決して探究型入試のための指導をしていくものではありません。社会人になっても、自らが課題を設定し、情報を収集し、整理・分析をし、まとめ、表現するというサイクルを活用できるために、低学年のうちから探究という学びをしていきます。

生活指導・学校生活について

【いじめなど】

本校のいじめ防止基本方針に従って対応いたします。開校までにHPに掲載する予定です。

アレルギー対応

重度の食物アレルギーをお持ちの場合、アレルゲンと触れることがないようできる限り対応します。実習や行事の際には事前にアンケートを取り、ご家庭に確認をとります。また、給食は食物アレルギーをお持ちの方にはお弁当の持参をお願いしています。エピペンは保健室で預かることが可能です。お預かりしたエピペンは、年度終わりに一度返却をします。

給食について

可能です。給食またはお弁当持参のどちらかを選択していただきます。ただし、アレルギーをお持ちの場合はお弁当の持参をお願いしています。

給食またはお弁当持参のどちらかを選択していただきます。日によって変えていただくことも可能です。ただし、アレルギーをお持ちの場合はお弁当の持参をお願いしています。

【カウンセリング

通学・アフタースクール・スクールバスなど

スクールバス

所沢駅⇔学校、東所沢駅⇔学校の予定です。

スクールバスは、1台運行する予定です。バス利用費は受益者負担となります。時刻表や本数等はバス会社と検討中です。

歩行者信号がない横断歩道があるため、信号を設置していただく予定です。

駅から徒歩、スクールバス、送迎からご家庭の判断で通学方法をご検討いただくようお願いします。

アフタースクール

長期休みの間もアフタースクールは実施する予定です。

車での送迎など

可能です。ただし、学校内に保護者駐車スペースはございません。近隣のコインパーキングをご利用ください。

通学バスは、所沢駅⇔学校、東所沢駅⇔学校区間の運行です。サクラタウンから通学路を徒歩で学校に向います。

キャリア教育・進学など

小学校・中等教育学校のつながり

個人探究発表会などをお互いに見合う可能性があります。また行事を一緒に行う場合もあります。系列校の開智望小学校では、開智望中等教育学校の生徒が奉仕活動の一つとして小学校の運動会のテントの片付けを手伝ってくれました。こうした奉仕活動での交流も計画しております。

基本的には12年一貫教育ですので、中等学校に進学できないということはありません。フォローは児童や保護者の方と相談しながら丁寧に進めていく予定です。また探究型の授業では、個別学習・グループワーク・全体での活動と目的に応じて効果的な学習形態を取りますので、個別のフィードバックも行い「わかる」「できるようになる」授業を目指します。

中学校3年生(開智所沢キャンパスの9年生)で合流する予定となっております。中学1年,2年までは内部進学の生徒と中学校から入学した生徒が別々のカリキュラムで学びます。学習進度は、それぞれが12年間、また6年間で一貫したカリキュラムに基づいて進めていき、小学校と中等学校の合同の教科会で毎年見直し、高度化をしていきます。

中学受験

各種模擬試験・グループ校により数値が異なります
ご参考までに、日能研模試の偏差値は下記の通りとなっています。
開智(岩槻)・第1回入試(1/10)54(4科 算国社理)
開智所沢  ・第1回入試(1/10)47(4科 算国社理)
開智日本橋 ・第1回入試(2/1) 57(2科(算国)・4科(算国社理)選択)

外部中学受験・高校受験

基本的には12年一貫で考えております。中学受験に関して、開智学園のグループ校では約10%程度の子たちが外部受験をしております。高校受験については、開智学園の系列校であまり実例がございませんので割愛させていただきます。

入学試験・編入試験

入試

みんなと一緒に学べる児童、というコンセプトを掲げて選考を行っております。みんなと一緒に学ぶためにはルールや状況を理解し、それに合わせた作業や行動をすることが求められます。また仲間と協働的に物事に取り組むことも重要です。以上の観点を計7科目で総合的に評価いたします。

「好奇心」「意欲」は探究を下支えする大事な土台です。また「仲間と協働できる力」がグループワークやプロジェクト学習では必須の要素となります。

2024年4月の入学予定者は、新1年生100名、新2年生から5年生は50名ずつです。
2025年4月の入学予定者は、新1年生120名、新2年生若干名、新3年生から5年生は50名ずつです。

約8割の方は幼児教室に通われています。しかし、全く幼児教室に通われないで合格されている方も一定数いらっしゃいます。ご家庭の判断で是非ご検討ください。

月齢別にグループ分けを実施する際に考慮いたします。

開智小学校(総合部)で実施いただいた場合は別途実施する必要はありません。

持ち時間は1人15分となります。発表は2~10分程度が望ましいです。

【編入試験】

編入試験は、新2年生から5年生が対象となります。科目は、国語と算数です。教科書の問題よりも、少しだけ難易度が高い問題も出題します。また、児童面接と保護者面接を実施します。面接ではなぜ開智所沢小学校に編入したいのか、自分の得意なことをどのように伸ばしたいのかなどを聞きます。詳しくは、募集要項をご覧ください。

編入試験では、直接的に英語力やプレゼンテーションスキルが試されるわけではありません。

新入学児童に求める児童像と同じです。

転編入学試験に関する学校説明会にご参加ください。説明会の中で本校の試験の傾向や対策について具体的に説明します。

初年度の募集要項では新2年生から新5年生の各学年約50名程度を定員としています。

現学年の3月までの範囲になります。詳しくは、学校説明会等でご確認ください。

その他

開智学園総合部と開智望小学校との違い

設置場所である所沢を扱う、環境教育を重視する、AIと共生するためのプログラムを実施する、以上3点が所沢ならではの探究プログラムとなります。詳細は今後の説明会にてご説明いたします。

学校指定研修、各自の研鑽のための個人研修、また長期休業などを利用した教員研修、年に2回の学園研修を行っています。

新しい校舎や施設は最新の教育ニーズに合わせて設計することができます。また開智学園が長年積み重ねてきた「不易」の部分である探究や英語教育、異学年学級などのシステムに加えて「流行」であるICT教育、とくにプログラミング教育を強化することが容易になります。また開智学園の系列校で経験を積んだ教員と外部の志を持った専門的な力のある教員がゼロから学校創りを行うことで既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想で未来を生きる子どもたちに本当に必要な学びを提供することが可能になります。

基本的には学習指導要領に基づいて他の公立小学校と同様に年間指導計画に沿って授業を進めます。既存の授業に加えてグループワークや仮説検証、発表などを頻繁に行う探究活動や、AIなどのツールを用いた反復学習を重視します。学習進度は先取りはせず多角的・多面的に学ぶことで児童にとっての深い理解につながる授業を心がけます。

学校施設関係

教員体制

開智学園では、児童13~15名に対して1名の教員を目安に配置を行っています。

クラス担任制と教科担任制が共存する体制を取っております。

学園の教育理念を理解していることが大前提となります。自分の教える専門教科に対して常に向上させていく意識を持っていること、自分が得た知識、技能を子どもたちに還元していくこと、同僚と協働的に仕事ができる人を集めています。

宿泊学習

低学年の児童は1泊2日、高学年の児童は2泊3日で宿泊学習を計画しています。単なる自然体験等で終わらないように事前学習、事後学習に力を入れていきます。事前に考えたインタビューを行ったり、仮説を検証したり、現地で新たな疑問を持つことを最優先して活動します。

【その他】

2024年度は1年生のみ4クラス、2年生から5年生は2クラスの編成となります。2025年度以降は全学年4クラス編成になる予定です。学年が上がる時はクラス替えを実施いたします。

他の学校よりも授業時数が多いので基本的には授業中に教員がサポートいたします。必要に応じて個別の課題を出すことも検討します。また休み時間や長期休みはご家庭と相談しながら補習を行います。

2025年4月以降に検討いたします。それまでは個別にお問い合わせにてご相談ください。

禁止はしていません。ただ、AIに頼るだけの学びはしていきません。

児童の評価は、テストや普段の活動を総合的に考慮して行います。定期テストの結果はもちろん、プロジェクト学習で作成したポスターや新聞、スライド、発表動画なども評価の対象となります。さらに児童同士の相互評価や自己評価を取り入れることで児童自らがきちんと評価できるように指導します。

配慮は致します。事前に医師の診断書を提出していただくか、もしくは医師、保護者、学校間で話し合いを行っていただきます。